【傑作靴】オールデン1339。2004年製デッドストックが語る、コードバンの真価。

革靴歴11年を数える筆者にとって、特別な一足があります。 自身にとっての「ファースト・オールデン」であり、今もなお一線を退くことなく足元を支え続けている1339(チャッカブーツ)です。

この靴との出会いは、某革靴専門店で目にした「2004年製デッドストック」の個体でした。今回は、この奇跡的な一足が持つ圧倒的な質感と、1339というモデルが持つ普遍的な魅力について深く掘り下げます。

目次

1. 貴重なデッドストックとの出会い

筆者が手にした1339は、2004年頃に製造されたと推測されるデッドストック品でした。 箱を開けた瞬間に驚かされたのは、そのアッパーの美しさです。ホーウィン社のカラー8(ダークバーガンディ)シェルコードバンは、天然素材ゆえに個体差が激しいことでも知られますが、この一足はバーガンディの色味にムラがない、かつ、表面のキメも非常に細かい非の打ち所がないコンディションでした。

2. 筆者の個体に見る「コードバンの質」

「昔のコードバンは質が良い」という話は、半ば神話のように語り継がれています。それが科学的な事実かどうかはさておき、筆者の手元にあるこの個体に関しては、他靴と比べて革のキメの細かさや、しっとりとした質感が際立っています。

チャッカブーツは使う革の面積が広い分、素材の誤魔化しが利きませんが、この個体は特に気になる部分もなく、履くたびに、『手に入れられて本当に良かったな』と実感させてくれる一足です。

 1339 筆者私物
 1339 筆者私物

3. バリーラストがもたらす、無骨な安心感

1339に採用されているラストは、オールデンの代名詞「バリーラスト」です。 この木型が生み出す程よいボリューム感は、チャッカブーツの質実剛健なスタイルと見事にマッチします。

ゆとりのある足入れ感は、長時間の歩行でも足への負担が少なく、筆者のような幅広の足型にとってありがたい設計です。履き込むほどに自分の体重で沈み込む厚いコルク層が、唯一無二のフィット感へと育っていく。この「自分専用の靴」へと変わっていく過程こそ、オールデンを所有する最大の楽しみかもしれません。

4. 日常を彩る、幅が広いスタイル

筆者の休日スタイルにおいて、この1339は必携です。深いバーガンディの色味、かつ、シンプルながら洗練されたフォルムは、幅広いボトムスにマッチします。

  • デニム: インディゴブルーと艶やかなバーガンディのコントラスト。これ以上ない王道の組み合わせです。
  • 軍パン(M-47 /): 無骨なミリタリーウェアに、瑞々しいコードバンの組み合わせは個人的にかなりおすすめ。
  • ビッグチノ: ワイドなシルエットに対し、チャッカブーツの適度な重厚感が足元をしっかりと引き締めてくれます。
1339✖️リーバイス501 1947xx ※筆者私物
1339✖️M47 ※筆者私物
1339✖️ビッグチノ ※筆者私物

5. 11年を経ても色褪せない愛靴

新社会人で革靴の深淵に触れてから11年。 多くの名作と出会いは履き込んできましたが、この1339は今でも特別な一足です。手入れのたびに深みを増す輝きと、コードバン特有の「うねるような履きジワ」は唯一無二です。

もし、あなたが「一生モノのオールデン」を求めているなら、筆者は自信を持って1339を勧めます。それは単なる靴という枠を超え、共に年を重ね、変化を愉しむことができる「人生の相棒」になるはずです。

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この記事を書いた人

新社会人で革靴の魅力に触れて以来、歴11年。 ジョンロブ、J.M. WESTON、オールデン、トリッカーズ、クロケット&ジョーンズからリーガルまで、多様な名作を自らの足で確かめてきました。時間をかけて馴染ませた実体験をもとに、カタログスペックでは語れない「靴の本質」を綴ります

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